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C.A.T.エコパーク

 

自然エネルギーを取り入れたエコロジー・テーマパークC.A.T.
Ecology Theme Park powered by natural energy:

●10月1日 イギリス・マッキンレー
<October 1> Machynlleth ENGLAND

C.A.T.(Centre of Alternative Technology)は、1973年イギリス中西部ウエールズのスレート廃鉱跡に建設されました。その目的は、環境的思考をできる限り生き生きと、また直接的に人々に伝達するデモンストレーションの場として解放することだったのです。

テーマパークの顔ともいえる水力による斜行エレベーター(Cliff railway)をはじめ、風力(Wind power)、波力(Wave power)、太陽熱(Solar PV Roof))、などあらゆる自然エネルギーの活用システム、自然バイオ有機栽培や温室栽培と、デベロップメント・ディレクター達の考えるアイディアはつきません。

また、Straw-bale theatreと呼ばれるミニ・ホールでは、地球の誕生から現在に至る環境と人類のかかわりをイメージした7分弱のビデオなども上映されます。

ソーラー・パワー
斜行エレベーター
施設の電力のほとんどを供給できてしまうというソーラー・システム。 これが水の重量を動力源とした斜行エレベーター。

C.A.T. (Centre of Alternative Technology) was established in a central part of Great Britain, Whales in 1973.

This is the place where people used to get slate from. C.A.T. is a kind of "material" natural where environmental thinking has been embodied lively as far as possible to allow people who visit here to see and feel natural energy by objects like elevator powered by water, living goods which use wind, surf or sun shine to work, cleanup system which utilizes compost, biology, green house and so on. Just take the time to find more and more ways to utilize natural resources for our life.

We will have Mr Roger Kelly who is a founder and director of C.A.T. express his ambitious plan and the role of the C.A.T. Also he will be driving the PRIUS and giving us his idea on how keeping automobiles around us in the future is like.


10月1日<October 1>

“環境教育”は楽しくなければ……。

エコ・ミッション・クルーは英国での最初の訪問地、C.A.T.(Centre for Alternative Technology)を訪れました。ここは「テクノロジーそのものに対する興味と、人間と自然がどういう風に調和していけるか?」をテーマに1973年に、ジェラルド・モーガンさんが開設した“環境テーマパーク”です。

イギリスはグレートブリテン島の中西部の典型的な田舎町、マッキンレーからクルマで数km走るとそのテーマパーク”はありました。そしてこのテーマパークの最大の売り物といえる、水を動力源とした斜行エレベーター(Cliff railway)に乗って“環境とテクノロジーの融和”への旅の扉が開かれるのでした。

パークを案内していただいたデベロップメント・ディレクターのPAUL ALLENさんによれば、「現在年間で8万人あまりの訪問者を数え、学校(スクール・トリップと説明)や企業など、多くの方々に訪れてもらっている」とのこと。そしてその数は年々増える一方で、多くの海外からの視察団も受け入れ、テーマパーク自体の運営ノウハウなどの問い合わせも増え続けているとのことでした。

さて、C.A.T.を訪れたエコ・ミッション・スタッフが一様に感じたのは、環境問題という“重い”テーマをどうのようにしたら子供達に分かりやすく伝えられるか、ということでした。

失礼ながら、C.A.T.が取り上げているテクノロジー自体は特に珍しいものではありません。日本でも一般的になっているソーラー・パワーや風力発電、水力発電、そして環境に優しい有機栽培、バイオマス等々、すでに身近に実用化されているものばかりです。

しかし、それらを実際に間近に見て、自分の手で触って、楽しく体感して学べるように工夫された数々の展示はC.A.T.ならでは。PAULさん達、ディベロップメント・ディレクター達の努力のたまものなのでした。これこそがC.A.T.の最大の特徴だったのです。ここを訪れた子供達は遊びながら無意識のうちに環境と調和する様々なテクノロジーを理解し、楽しみながら自然と環境に思いを馳せることができるようになってゆくのです。

ジェラルド・モーガンさんが目標としたのもまさにそこでしょう。環境問題に正面から取り組むことはもちろん大切です。しかし、まだ教育の入り口に立つ子供達にとって、ストレートに提示される環境問題は「退屈でなんだか面倒くさいもの」であるのも事実でしょう。まず楽しく遊びながら、体感しながら環境に興味を持ってもらう。すべてはそこにあります。

1 October, 2000

Good “environmental class” is instructive and interesting! :

After a driving of some kilo metres from Machynlleth - a typical middle-west British country town, Eco-Emission party arrived at the C.A.T. (Centre for Alternative Technology) which is the first place for us to visit in England.

This “environmental theme park” was established in 1973 with a view to share questions “What is technology?” and “How to harmonize human life and natural resource?” with public people.

Water-powered elevator called Cliff Railway, the main attraction here will take you to the“Harmony of environment & technology” world…


今日の隊長のひとこと
<Today's Yokota's comment.>

『誰もが身近に、興味を持って環境を考えられるようにすること。まさにエコ・ミッションの考え方です。』

 


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