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EDスクエア

 

トヨタ新デザイン拠点
TOYOTA's fresh design base in Europe:

●10月16日 フランス・ニース
<October 16> Nice FRANCE

2000年2月、トヨタ新デザイン拠点「ED2(EDスクエア)」が活動を開始しました。


ED2
ED2
絶好の環境に建つED2。会社設立は'98年11月。今年本格活動開始。 ED2を説明していただいた大槻副社長さん。。

「それまでのベルギーのブラッセルから、デザイン拠点をもっとクリエイティブな環境に移すことを考えました」(ED2の大槻唯夫副社長)。トヨタは'89年から欧州のデザイン拠点としてベルギーのブラッセルにEPOCと呼ばれるデザイン拠点を設立しています。そして、さらなる充実を目指して新拠点造りがスタートしました。「候補地としてはパリやローマなども検討しましたが、クリエイティブな活動に適した気候と自然環境、そしてファッション・ショーや映画祭などトレンドの地ということありコート・ダジュールに決定しました」(同大槻副社長)。

敷地面積39,000平方メートル、資本金9千万フラン、正社員28名のED2が完成しました。このED2の役目として、ヨーロッパの文化背景を理解、吸収し、トヨタのデザインが欧州で認知され、ヨーロッパのデザインをリードして行くこと=『本物のデザイン創出』。そしてトヨタデザインの先駆鑑となり、情報収集及び発信源となる=『全トヨタデザイン艦隊に対し近未来トレンド、方向性を示す』という2つがあげられています。

現実的には、早くもベストセラーの評が定まりつつある現行のニュー・カローラが、ヨーロッパから発信されたデザインといえばED2の役割や重要度が分かりやすいでしょう。近々発売されるという「レクサスクーペ」もED2生まれです。


ED2
ED2
普段はまずお目にかかれないデザイン・ルーム。 これがモックアップの構造。鉄骨と粘土の固まり。これも普段はベールの内。

ちなみにED2の名称は、会社の正式名称「Toyota Europe Design Development」から取っているそうです。現在のスタッフは、フランスやイタリア、イギリスなどヨーロッパばかりではなく、ロシアや韓国などからも来ており、まさにグローバル体制となっています。

そして建物はED2の建つソフィア・アンティポリス地域の共通開発テーマという「自然との共存」に基づいているそうです。斜面を階段状に利用したり、建物を雛壇状に設計し自然の地形を生かしたり、また、デザイナーゾーンと呼ばれる中枢機構は3面に窓を配置することによって、地中海やアルプスの展望をも望むことが出来るなど、まさに理想的な施設となっています。

「良い天気、おいしい食べ物、そして、美しい女性の3要素がそろえば大いに想像活動意欲が沸くものと信じます」という大槻副社長の言葉(一応「私的な見解」とおっしゃってましたが)が全てを表しているような、素晴らしい環境のED2でした。


ED2
ED2
大槻副社長(左)やジャーナリストの方々と記念撮影。 地元コート・ダジュールの企業誘致担当の方々とも懇談。

Newly-established design base of TOYOTA in Europe called ED2 (ED square) set for operation in Feb 2000.

Adding to EPOC, the European design base of TOYOTA in Belgium established in 1989, Toyota decided to have another base to cover even broader range.

"Paris and Rome were also proposed as the site, though we were looking for a place with appropriate climate and natural environment suitable for creative activities, so Cote d'Azur was the best for the purpose. That there are fashion shows and film-related ceremonies held often there and that this site is regarded birth place of world-wide trends were another factors to accelerate our decision."(Otsuki vice president of ED2).

ED2 is situated on a land of 39 thousands hectares and has a capital of 90,000,000FF and 28 full-time workers, Role and importance of the ED2 are seen with brand new COROLLA which was designed by it and has been favorably commented as best seller model. You can also expct to see new Lexas Coupe soon on the market which is another work of the ED2!


10月16日<October 16>

トヨタのヨーロッパ新デザイン拠点、ED2(EDスクエア)。

今日一日、エコ・ミッション・スタッフは朝から嬉しいビッシリのスケジュールでした。スタートは本格活動を今年の2月に開始したばかりのトヨタのヨーロッパ新デザイン拠点ED2を訪ねて、超シークレット(!?)のデザイン・ルームを拝見させていただいたり、ヨーロッパ発のデザイン・トレンドはいかにして誕生するかなどのお話をお伺いしました。

また、ED2から地元Biot(ビオット)市に対して、地域全体でのバックアップに感謝する「PRIUS贈呈式」に立ち会いました(横田隊長もスピーチさせていただきました)。Biot市のPRIUS第一号です。

そして、こちらでは一般的なのですが……、市長さんたちと「いいのかな?こんなに時間とってしまって」の“2時間超”の昼食。実に美味しいフランス料理を堪能した後は、ニースやカンヌなど、南フランス地中海沿岸のいわゆる「Cote d'Azur(コート・ダジュール)」の地域振興を行っているCAD(Cote d'Azur Developpement)のJean-Francois Chapperon(ジャン・フランソワ・チャピロン)さんや、Saem Sophia Antipolis Cote d'AzurのChristian Cabrol(クリスチャン・コブロル)さんらとITや交通、環境問題などを語り合いました。

実は彼らこそ、ED2の大槻唯夫副社長の意志を汲んで、それまでのベルギーからハイテク都市へと変貌してきているNice近郊へと誘致を実現させた功労者達なのだとのことでした。日本ではまだあまり知られていないようですが、ヨーロッパのIT産業やメディカル、バイオ関連産業がどんどんこの地域に進出してきているのです。だからこそED2の候補地ともなったのでしょう。

16 October, 2000

Newly-established design base of TOYOTA in Europe:

We visited the ED2(ED square) in Biot city which has been in regular operation since this February, where we were allowed to have a look at the top secret (!?) design room and hear of a birth' story of world-wide design trends in Europe.

Today there was a ceremony held by TOYOTA to present Biot city with a PRIUS as a token of gratitude for backing-up the manufacturer. This is the first PRIUS to be owned and used by Biot city, Yokota made a speech in this memorable meeting.


今日の隊長のひとこと
<Today's Yokota's comment.>

『昨年行なったエコ・ミッション北米編ではCALTY(トヨタの北米デザイン拠点)を訪問しました。そして今回はヨーロッパのデザイン拠点を訪れることが出来ました。クルマ造りが“地球仕様”の時代に入ったことがよく分かります。』

 


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