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キャンプはいいね

 

自然環境保護<グレンキャニオン・ダム>(6月7日)

ラスベガス観光のオプションツアーなどでもおなじみ、グレンキャニオン・ダム。パウエル湖湖畔のプリウス
全米でも第2位の大きさを持つダム(ちなみに第1位は下流のグランドキャニオンにある)で、ランドマーク的な建造物でもあります。
ダム自体の圧倒的な大きさはもちろん、ダムが作り上げたレイク・パウエルという巨大な湖も多くの観光客を集めています。

観光案内はこれくらいにして、ここではグレンキャニオン・ダムが行っている自然環境保護の取り組みについて紹介しましょう。

その一つが取水口の新設で、従来の底部にある取水口からの冷たい水と、新設する取水口からの温かい水を混ぜ、常に下流の生態系に適した約9度Cの水温にして放水しようという計画です。

温度計持参で計測を行ったところ、ダムの上流側(表層)で17度Cあった水温が、下流側では約10度(こちらも表層)に下がっていることが分かりました。

このダムの管理はアメリカ合衆国の内務省開発局で、「内務省開発局の役目は、水資源および関連資源を、公共の利益のために、環境・経済両面で健全に運営・開発・保護していくことにあります」(ダムを案内してくれたJoanna Josephさん)とのこと。

見学者用の通路の一角にあるディジタル計は、1966年の完成以来の電力の供給による収入金額を表しているとか。

ちなみにECO-MISSIONが訪問した時点では1,627,563,435ドル、そして毎秒ごとに約2ドルが加算されている状態でした。



6月7日

前半の訪問地の中でもハイライトともいえるグレンキャニオン・ダムにやってきました。ここを選んだは、このダムが下流の生態系を積極的に守ろうと様々なアプローチを行っていると、インターネット上で知ったからです。

ただ、インターネットを使えば、世界中のニュースが居ながらにしてわかってしまう時代ですが、やはり実際に自分の目で見て、聞いて、さわった情報に勝るものはありません。


今日の隊長のひとこと
『いや〜、キャンプはいいね。アメリカの自然を考えるならキャンプしなきゃ!』

 


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