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未来への教育森の中で環境の学習中-


訪問記<アディロンダック>(7月5日)

アディロンダックと一口にいいますが、実はここはとてつもなく大きな州立公園の中にあるいくつかのキャンプ場の集合体なのです。
Fulton、Hamilton、Warren、Clinton、Essex、Franklin、Herkimer、St. Lawrence にまたがるのがアディロンダック本体で、合計43のキャンプ場があります。
同様に隣りうキャットキルは、Sullivant、Ulster、Delaware、Greene にまたがる地域で、こちらには9キャンプ場。
そしてアイスランドはHamilton、Warrer、Franklin、Herkimer にまたがる地域で4キャンプ場で構成されるまさに一大アウトドア基地といえるのです。環境学習キャンプを訪問するECO-MISSION

この広大な地域の中に点々と存在するキャンプ場の一つ、冬季オリンピックの開催で有名なレイク・プラシッドからクルマで約30分という地点に位置する「レイク・コルビー」にその“子供環境キャンプ”はありました。

環境キャンプというとなにやら取っつきにくい感じがしますが、要はアウトドアで自然に親しみながら、地球の環境問題について理解を深めてもらおうというもので、実際にはスイミングやフィッシング、アーチェリーなどといった楽しいアウトドア活動を交えながら、環境について詳しく正しい知識を持ってもらおうという工夫がなされているのでした。
これなら12歳から14歳という社会性に目覚める年頃の子供達も、さほど抵抗感無く環境問題に取り組むきっかけをつかんでくれることでしょう。キャンプで子供たちとランチタイム

ちなみにECO-MISSIONが訪れたときはちょうど新たな組がスタートを切ったところ。
本来ならまだ周りの仲間も先生たちも初対面という事でなかなかしっくり行かないはずなのですが、アウトドアスポーツを巧みに取り入れたカリキュラムにより、入所してもう次の日には友達が出来ている、といった感じでした。
もともと、こういったテーマを持った(そしてそれなりに費用がかかる)イベントに参加する子供、そして親たちですからある程度のレベルの生活環境にある人達といっていいでしょう。プリウスと子供たち

それ故カリキュラムの内容は一見“お楽しみ”の部分が多いようにも見えますが、実はこれが良く考えられたシステムで、いかにして環境という難しいテーマに子供の目を向かせるか、という点にすべての焦点があてられている、といってもいいほどなのです。

まず拒否反応を示してしまわないように、は子供達への教育の最大のポイントでしょう。
環境問題に興味を持ってもらう、もっと進めて行動を起こしてもらえる所までいければ内容云々は二の次、ともかく大成功といえるでしょう。

日本の子供達にもこのようなキャンプが絶対に必要だと感じたECO-MISSIONでした。


取材予定内容

環境問題への対応は、政府や行政機関、民間組織や大企業だけが行うのではなく、私たち一人ひとりが考え実践すべきことです。そのための重要な要素は環境に関する啓蒙であり、教育であるといえます。

ニューヨーク州にある全米最大の公共公園「Adirondak State Park」では、さまざまな教育プログラムが実施されていますが、今回はその中でも環境教育プログラムに注目し、実際に参加する予定です。



7月5日

ECO-MISSION 最後の訪問地は、地球の未来をになう子供達の“環境キャンプ”を実施しているアディロンダックです。

ここでは「エンバイロメンタル・エデュケイション・キャンプ」というプログラムがおこなわれていました。

これから大人になる子供達に、自分たちの未来は自分たちで考え、支えていけるように教育する、と考えればよいでしょうか。


今日の隊長のひとこと
『ひえ〜、今日も夜中に大雨。でも取材の時はやんでくれてるので文句言ったら罰当たる!』

 


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