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日本人NGOが残した功績

 

モーリタニア
2001.01.14 「日本人NGOが残した功績」
モーリタニアで数少ない世界遺産に登録されるシンゲッティ。

ソフィーマルソーなどが出演していた「フォーサガン」という映画で有名な街だが、この街を支援している日本人NGOがある。「SAVE THE AFRICA」というNGO団体は、95年よりこの国に対して医療を中心とした支援活動を展開している。

エコミッションスタッフの茅原田、寺田、三角もこのNGOスタッフとして活動してきた。今までに薬品配布、日本人医師による診療から各病院と首都厚生省、現地ユニセフをつなぐ無線通信インフラ、柑橘系樹木を中心とした植林、防砂、車両整備などを進めている。

なかでもユニークなのが、養鶏だ。薬品を持ち込むことは継続的にしなければ効果は薄い。そこで有機的に人々が栄養のとれる、卵を産む鶏を育てることを、このシンゲッティではじめた。

3年前からはじまったこの事業は、首都からにわとりを運び、現地カウンターパートとなる青年団とともににわとりを育て、街に住む貧しい人々にその卵を配るというしくみだ。現地の人々が自発的に隣人を支えるために養鶏をすすめる。初年度の成果はなかったものの、今ではにわとりも3世代目となり、1日平均7個ぐらいの卵を産むようになったそうだ。今後はさらに奥地の村にこのにわとりを運び、養鶏事業を展開することも考えられている。

NGO活動のはじまったころには、ろくな道路もなかったが、今ではアスファルトこそ敷かれていないものの、道が整地され、近隣都市から物資が入りやすくなったことで、街に活気が生まれていた。また以前はなかったガソリンスタンド(といってもガソリン、軽油の入ったドラムカンが並ぶ程度)ができ、交通関連インフラが少しづつ作られていた。

道路が生まれ、クルマが走ることで街に活気が生まれる。クルマの重要性をとても感じた一日でした。
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